日常の生理反応から
「身体の未来」を可視化する
生理学モデル×マルチセンシング・プラットフォーム
Jawdaは、医療機関での「点」の検査を、日常の中での「線」の連続的なバイタルデータ解析へと進化させるコア技術を開発しています。心臓、血管、代謝システム、そして全身の微小循環は複雑に連動しています。当社のプラットフォームは、全身の複数部位から得られるリアルタイムの生理反応(脈波)を独自の生理学モデルで解析。従来の単一バイタル測定では見落とされていた、身体の「わずかな狂い」や「変化の始まり(予兆)」を捉えます。
予防医療、ヘルスケア、共同研究の新たな可能性を切り拓く、4つのコア技術テーマを展開しし、これらを元に2つの自律神経機能評価方法を提案しています。
研究開発1:心拍出量の変化と循環負荷の可視化(CLI:循環負荷指標の開発)
心拍出量の変化と循環負荷の可視化(CLI:循環負荷指標の開発)
◼︎概要(技術の仕組み)
PPG波形から推定される「1回拍出量(SV)」と「心拍数(HR)」を統合。循環器への負荷レベルを定量化する独自の新指標 CLI(Circulatory Load Index = HR/SV) を開発。
計測データの後処理解析により、図が示す通り、食後の代謝変動(Carb値)に追従する明瞭な循環負荷の波形をあぶり出します。
◼︎意義(ビジネス・医療における価値)
•脱水・熱中症リスクの早期検知(急性負荷評価)
体内の水分減少(脱水)が生じた際、血液量の低下を補うためにSVが減少し、HRが異常上昇する「心臓の代償的空回り」をいち早くキャッチ。血液検査の数値変化(濃縮)が現れる前段階の「循環器のSOS(予兆)」をリアルタイムに可視化し、熱中症への移行を防ぐ行動変容を促します。
•自律神経失調や Long COVID の可視化(慢性負荷評価)
負荷時にSVが適切に上がらず、HRだけが異常上昇する「心臓のパニック状態」を検出。従来の心拍数単体の測定では見落とされてしまう微細な循環動態の乱れから、事後解析によって統合的に評価・判別します。
\ 詳細なデータとロジックは/
研究開発2 CGM(持続血糖測定)の遅れを補完する生理学モデル
CGM(持続血糖測定)の遅れを補完する生理学モデル
◼︎概要(技術の仕組み)
•間質液を計測するため「10〜20分以上のタイムラグ」が生じる既存CGMの課題を解消。
•図の実データが示す通り、CGMのピーク(食後60分)に先んじて変動する生理反応(Carb値ピーク:食後30分)を極めて早期に捕捉。
•蓄積されたデータから、この両者の「時間差(応答の遅れ)」を後処理で精緻に算出し、物質輸送のダイナミクスをモデル化します。
◼︎意義(ビジネス・医療における価値)
•全身の組織・血管の老化度を定量化: 反応の遅れを「微小循環の低下」として評価。将来の認知機能低下リスクの予測や、認知症の進行を追跡する新しい補助指標として期待されます。

図:心拍出量の変化と循環負荷の可視化
(CLI:循環負荷指標の開発)
心拍出量の変化と循環負荷の可視化
研究開発3.食後低血糖のリアルタイム予知
食後低血糖のリアルタイム予知
◼︎概要(技術の仕組み)
•食後の高血糖ピークを独自のアルゴリズムで推定。
•その後に訪れる「下降フェーズ」の傾き(下降勾配)を、デバイス上でリアルタイムにクラス分類・解析します。
◼︎意義(ビジネス・医療における価値)
•測定遅延のない「一歩先」の即時予測: 測定遅れが避けられないCGMでは捉えきれない、食後低血糖へ向かう“前触れ(兆候)”を、グラフの下降勾配からリアルタイムに覚知。
•適切な行動変容・インスリン調整: 低血糖による体調不良や危険をその場で未然に防ぐ、一歩進んだパーソナルヘルスケア・食事判断を実現します。

図:食後低血糖のリアルタイム予知
食後低血糖の予兆を検知
研究開発4.多点同時脈波測定による血流バランス・微小循環の可視化
多点同時脈波測定による血流バランス・微小循環の可視化
◼︎概要(技術の仕組み)
•図に示すように、手首・手掌・耳部・こめかみ・足部など、全身の脈波を同時に4点まで測定。
•左右差・部位差・波形の揃い方・伝播の遅れ(時間差)を高度に解析し、血流の偏りや閉塞性の兆候を可視化します(日常の繰り返し測定によるトレンド解析)。
◼︎意義(ビジネス・医療における価値)
•日常の連続データ(線)による“変化の始まり”の追跡: 医療機関でのABIや脈波検査(点)とは異なり、スマートフォンのインターフェースを通じて日々の生活の中で手軽に繰り返し計測。
•未病段階でのアプローチ: ストレスによる一時的な末梢血管の反応や、生活習慣による左右差の歪みを捉え、病気になる前の段階での適切な介入を可能にします。

図:多点同時脈波測定による血流バランス
・微小循環の可視化
新しい自律神経機能評価の提案
実生活に即した、健康評価機能・適応力自律神経機能評価
研究開発1および研究開発3で示した HR/SV 比率 と VeST 値 は、 従来の HRV 法では捉えきれなかった “実生活における自律神経の働き” を評価する 新しいアプローチです。これらの指標は、 短時間(13秒)・非侵襲・日常環境での測定を可能にし、 従来法に比べて以下のような優れた点があります。
自律神経機能評価方法比較
| 評価法 | ターゲット/測定時間 | メリット・検出できるリスク | 備考 |
|---|---|---|---|
| HRV 従来法 心拍揺らぎ LF/HF比 | 心臓(時間軸) 測定2分以上 | 一般的だが、心拍変動ノイズに弱く、姿勢・呼吸で変動。バランスがわかるが、身体の適応力や元気度は分かりにくい。 | カメラ、PPGセンサー、ECGなどで測定 |
| HR/SV (CarbSens)★ 新提案2 | 全身・代謝(血行状態) 測定13秒 | 【食事負荷適応能力・脱水】の傾向を捉える。食後の HR/SV 応答から、自律神経反射・代謝エラーを可視化。 | 手首・手の平のPPGセンサーで測定 |
| VeST (CarbSens Dual)★ 新提案2 | 局所・脳半球(部位間脈波比較)測定13秒 | 【脳梗塞・TIAの超早期リスク】に関する傾向を捉える可能性。左右差の抽出により、脳由来の血管統御エラーを可視化。 ※TIA:脳梗塞の重大な前触れ | 左右手の平にPPGセンサーで測定 |
